スケプティカル・サイエンス(Skeptical Science)
スケプティカル・サイエンス(SS)を直訳すると「懐疑的な科学」。SSは最新の気候科学を簡潔にまとめる事を方針としてます。近年に遍在する所謂「懐疑論」を読み通すと、あるパターンが現れます。「懐疑論」は科学を偏狭な視野で批判し、広範で強固な科学的知見を軽視します。例えば所謂「クライメートゲート」を大々に取り上げる際に、人為的地球温暖化の科学的証拠を軽んじる。壮大な氷河の成長している部分に焦点を当てるが、世界規模の加速した氷河の融解を無視する。地球寒冷化の断言は、地球全体の貯熱量の増加を認識しない。このサイトは、ひと呼吸置いた目線で査読を受けた研究を紹介していきます。
人為的地球温暖化の懐疑は科学的というより政治的な根源が多い。しかし、地球温暖化の原因は純粋に科学的な問題です。SSはできるだけ政治を取り除いて、科学に焦点を当てた議論を紹介するものです。
著者:
SSはジョン・クック(John Cook)によって管理されてます。オーストラリアのクィーンズランド大学で物理を学び、卒業してからも太陽物理学の研究に励んだ。気候科学者ではありません。したがって、このサイトで紹介された科学は彼のものではなく、査読された科学文献から直接引用されたものです。本格的に紹介された科学の反駁に試みるなれば直接ソースにお願いします。
SSの維持費は全て自己負担です(一部寄付金を除く)。ジョン・クックは組織や政治的グループに所属してません。全て好き好んでやってることです。サイトデザインはジョンの才能あふれた奥さんが構築したものです。
日本語翻訳者
apeescape ~ 翻訳に疑問/コメントがある方はachikuleアットgmailドットコムにご連絡ください。翻訳者としてこのサイトに貢献したい場合もメールでお問い合わせください。大歓迎です。ブログもやってます。
気候変動・地球温暖化、これだけあればいいだろうリンク集:
- 日刊温暖化新聞〜環境ジャーナリスト・枝廣淳子が主宰する、独立した温暖化コミュニケーションサイトです。
- 国立環境研究所 地球環境研究センター〜世界最高水準の観測・モデルに基づいた地球温暖化とその影響・リスクに関するメカニズムの理解と将来予測の研究、社会経済システムを温室効果ガスの排出の少ないものへと変革するためのビジョン・シナリオ研究などを実施します。
- EICネット 環境用語集〜環境情報普及センターが運用する環境教育・環境保全活動を促進するための環境情報・交流ネットワークです。
- 増田耕一〜①著作②「気候システム論」教材
- ココが知りたい!温暖化〜地球温暖化のことは、見聞きする機会が多いのでよく知っているようでいて、では腑に落ちているかというとそうでもないというのが実際のところのような気がします。地球温暖化にまつわるよくある質問、素朴な疑問に、国立環境研究所の第一線の研究者にズバリ答えてもらいます
- 地球温暖化論争〜気候変動を認める、言ってみれば「主流派」の意見も、懐疑論も等しくレベルを問わず集積し、お互いに議論しあって、その過程をたどることが出来るようなシステムを目指してます。
- 「地球温暖化懐疑論批判」明日香壽川 et al. 〜本稿ではこれらの議論から主な論点を拾い上げ、一方的な、あるいは間違った認識に基づくものに対して具体的な反論を行う。
- 気候変動・千夜一話〜地球温暖化の研究に真面目に取り組む科学者たちの日記です。
- 環境問題補完計画〜「環境問題」について、世のなかで極論や適当な数値が出回っています。... なので、じゃあ、上記の事って、どんな情報を元に、どんな考えで書かれているのか、何が妥当なんだろう?ということを書いていこうと思っています。
- 気象庁〜地球環境・気候
- GISPRI〜各種報告書(原文・日本語訳)ダウンロード
- JAXA環境憲章・ECOレポート〜周辺は、環境の良い近郊住宅地として発展していますが、当センターも遷音速風洞やエンジン試験設備あるいはスーパーコンピュータを使用して、省エネルギー低騒音型の国産旅客機や、環境適応型エンジン等の技術の研究開発を行っています。私どもは、この様な研究開発や業務の推進を通じ、JAXAの環境憲章及び環境基本方針を踏まえて、地球環境の保全と持続的発展が可能な社会の維持に寄与し、地球環境問題の解決、環境負荷の低減等に貢献し、環境改善活動を推進していきます。
- IPCC/AR4翻訳プロジェクト(仮)〜気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)第4次評価報告書を私たちと一緒に日本語に翻訳しませんか?